2020年9月23日水曜日

放課後ていぼう日誌

放課後ていぼう日誌  総合:☆☆☆☆

漫画原作。原作は未読です。
2020年7月スタート。全12話 30分枠
自分の好きな分野。各シーズン必ず一つはある、高校に進学した女子が、やりたい何かを見つける系のお話。まあ、このアニメの場合は、やりたい何かを周囲の影響で半ば強制的に始めせさられてしまうところがちょいと違いますが。

・ストーリー
手芸が好きで手先の器用な鶴木陽渚は高校進学と同時に父親の実家である地方の漁村に引っ越す。手芸部に入る気満々だったが、ていぼう部という謎の部活の部長・黒岩悠希と出会ってしまったのが運の尽き。黒岩は思う。こいつの手先の器用さは、絡まった釣り糸を解かせるにうってつけじゃね?仲間に入れちゃえ。本来、生き物に触ることさえできない陽渚は、全く乗り気ではなかったが、誘われたアジゴ釣りで釣りの楽しさを覚え、徐々に海釣りにはまっていく。

釣ったら食う。スポーツフィッシングではないところが良いです。自然環境に対する啓蒙的な内容もありますが、全篇にわたる雰囲気から、そんなに大上段に振りかぶって主張してくるわけでもないので、許容できるでしょう。まあ、多分、想像力が乏しかったり、自分以外への意識低い系の人たちには何を言ってもダメでしょうし、そもそも、このアニメを見たりしないとは思いますが、たまたまこのアニメを見た釣り素人が、ちょっとした心得を知った上で釣りを始めることができれば、それだけでも意味はあるってもんです。

・演出
ゆるふわ日常系でいいんじゃないでしょうか。この手のアニメにしては、珍しく萌え度の低い女子高生キャラを、そのまま演出しています。そんなところを見てもらうよりも、さりげなく、ちょっとしたことに気をつけてもらおうという意図を感じました。

・作画
普通のテレビアニメです。漫画が動き、声もついて音楽もついてで十分です。

・音楽
エンディングがなかなか渋いです。声優さんは今や歌って踊れないと大変ですが、キャラのままヘタウマに歌っている感じがするところが良いです。

・演技
部長の声が太すぎますが、演出でしょうw 4人+顧問それぞれが、しっかり特徴のある演じ分けをしているので、違和感なく物語に入っていけます。

海は怖いんですが、海釣り、ちょっとやってみたいな、という気になりました。

主に堤防で釣りをするからていぼう部(公式サイトからの引用)

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