原作の絵が元なんですが、これを見た時のイメージが吹き飛んでしまったアニメでした。
2015年に完結している冬目景の漫画が原作。原作は既読です。
2020年4月スタート 全12話。30分枠。
コロナ禍の中、きちんと放送してくれたのは素晴らしいのですが、花澤香菜さんの無駄遣いです。
大好きだった男の子を忘れられない女性を取り巻く三角関係に、カラスを肩に乗せたミステリアスでキュートな女性が現れる。彼女も含めた複雑な恋愛模様が描かれる。
原作では、終わった恋をちょっと引きずってる男性に、とあるきっかけから片想いしていた女性が、そんな事情を知らずに、偶然見かけたことから、健気にアプローチしていく物語、と解釈していて、そのピュアな恋愛観に惹かれていたのですが、このアニメでは、自分を慕ってくれる相手をプールしまくり合戦になっていて、正直、相当がっかりしました。JustBecauseの方がマシに思えてくるくらいです。
・演出
自分の大好きだった原作を昇華してくれなかった演出、制作に、憤りさえ感じてしまいます。いや、実は、原作からして、そんな漫画だったのかもしれない、と、当時の自分の感性に、がっかりしながら観てしまう演出でした。
・作画
素晴らしく良いです。コロナの中で頑張ってくれた作画担当の皆さん、素晴らしいです。
素晴らしく良いです。コロナの中で頑張ってくれた作画担当の皆さん、素晴らしいです。
・音楽
あまり気にならない、というか記憶に残らない感じです。
あまり気にならない、というか記憶に残らない感じです。
・演技
主人公が素人っぽくやりすぎです。元々そういうタイプの声優さんですが。これをベースに、おどおどしているような演技をするので、好きでいてくれる相手をプールしていることに後ろめたさを感じながらも本命にチャレンジしたっていいじゃない、という印象になりました。誰に対しても不誠実な態度に見えてしまうのです。自分はそういうタイプの主人公の物語は、観るに耐えなくなってくるので、ネガティブなイメージとなってしまいました。本来は、花澤香菜さんが演じる扇の要の役に対しても、そう思わずにはいられなくなってくるはずなのですが、脚本と台詞回しから、彼女の方は罪悪感を際立たせる演技になったため、悪いイメージを封じ込めてくれたように感じました。
こんなに絵が綺麗だったのに。。。。。。

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