2019年6月23日日曜日

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(映画)

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?  総合:☆☆

1993年放映のテレビドラマ原作。
2017年公開。

・ストーリー
引っ越しの決まった女の子と、男の子とのたった1日のSFラブロマンス。if、時空遡行を舞台装置としていますが、設定、展開、ともに無茶苦茶です。

・演出
この監督、螺旋階段が好き、だなあ。
総監督から音楽も含めて、物語シリーズのスタッフが多数を占めているので、シャフトとしてはかなり気合を入れたのでしょう。表現などよく似ています。故に、西尾維新故に、、、成り立っていたんだなシャフトのあの表現は、と思わざるを得ません。言い出しっぺは、どっちが先なんでしょうね。怪異モノはシャフトにやらせとけ、なのか、怪異モノだから俺らの出番とシャフトが思ったのか?。思った方、勘違いでしたね。

・作画
さすがはシャフトクオリティ。作画で☆3に留めようかとも思いましたが、お話も面白いわけでもないので、やめておきました。

・演技
広瀬すずさんは割と好きなタレントさんですが、それでもなお、シャフトよ、お前もか。がっかりだよ。エンドロールで、相変わらずの力を見せた名だたる声優さんたちが、広瀬すず、菅田将暉、一人づつの名前がテロップされた後に、列挙されて流れていくのを見て、この演技で、この扱いかよ。嫌な業界だよ。

・音楽
広瀬すずが歌う挿入歌「瑠璃色の地球」は、ちょっと素人っぽい感じがかえって良かったです。

アマゾンプライムお試し期間で、この映画を観ました。この映画に関係するものに、全くお金を使わずにいたことに、安堵いたしました。


2019年6月22日土曜日

BAKUMATSUクライシス

BAKUMATSUクライシス  総合:☆☆

BAKUMATSUの2期。
女性向けスマホゲームのアニメ化。
2019年4月スタート。全12話。

・ストーリー
特別な能力を持つ懐中時計の力により、時空をまたぐパラレルワールドに飛ばされる幕末の英雄たち。2期でも基本的に長州藩の高杉・桂が中心となり、その時期その時期のトラブルを解決していく。

・演出
前期同様、天使の輪が家紋になっているのがなんだかおしゃれw

・作画
普通。

・演技
名だたる男性声優陣たちが女性向けに甘い口調で英雄たちを演じています。

・音楽
時代物らしい劇伴音楽。

語尾に「ぜよ」をつければ誰でも坂本龍馬になれるわけですが、土佐弁って本当にそういう方言なんです?

2019年6月21日金曜日

スタミュ 1期

スタミュ 1期  総合:☆☆


2015年10月スタート。全12話。

・ストーリー
音楽や芸能を専門に教える高校・綾薙学園。この高校には入試の時にはなく、入学してから将来性のある生徒が選抜されるミュージカル学科というエリートコースが存在している。もちろん1年次は候補生として選抜されるだけであったが、ミュージカル学科の最上級生の中でもトップスター5人それぞれが1年生5人を選抜してトレーニングをしてくれる。トップスター5人の中でもはぐれもの鳳。彼は普通とは違う問題児たちを選抜し、ミュージカルコースを目指させるが、鳳の素行の悪さから彼を目の敵にしていた最上級生主席の柊が、鳳の教え子たちにも何かと嫌がらせを仕掛けてくる。この妨害を避けつつ、素人同然から抜擢された星谷悠太は、当初はチームの仲間からも厭われながらも、生来のスター性と明るく前向きな夢に向かって突き進む性格で、周りの人間を巻き込みながら、正式なミュージカル学科の生徒となるべく1年の最終試験へ向かっていく物語。

・演出
女性向けのかっこよくおしゃれな男性グループのハーレムアニメ。自分の守備範囲外ですが、お話としては、王道ではあるものの、ツボにはまる女性は多いのかもしれません。

・作画
等身大のアニメって結構作画、大変だと思うんですが、ダンスシーンなどモーションキャプチャ3Dを有効に使ってしっかりエンタメしています。

・演技
歌も演技も揃っている男性声優さんが揃ってますね。男性視点では、甘い、甘すぎる声と語りだ、と思っちゃいますが、きっと大成功なんだと思います。

・音楽
いいんじゃないでしょうか。

ちょっと、消化試合みたいな感想ですみません。

2019年6月20日木曜日

ガールズ&パンツァー 劇場版

ガールズ&パンツァー 劇場版 総合:☆☆☆☆

テレビ版ガールズ&パンツァーの続編。オリジナルアニメ。
☆は辛めです。とはいえ、テレビ版の方が自分としては楽しめました。
また、続編であり、テレビ版を観ていることが前提のアニメです。
※ゆえに、以下、テレビ版含めネタバレが若干あります。
その点でも、テレビ版は☆5に、いつか変えてしまうかもしれませんが、劇場版がランクアップすることはないでしょう。
2015年公開。

・ストーリー
戦車戦がスポーツ化され戦車道として発展した未来のお話。県立大洗女子学園は戦車道の全国大会で優勝すれば廃校を免れるはずだった。そのために必死に手に入れた優勝旗だったが、お役人は、そんな口約束は簡単に反故にしてしまう。学園艦を追い出された彼女たちは失意の只中にいたが、生徒会長は政治的駆け引きを使い、廃校を免れる条件を責任者たちの捺印付きの書面にして手に入れた。その条件とは大学選抜チームと対戦し、勝利することだった。高校生が大学選抜に挑むこと自体から無謀だったが、役人の嫌がらせも加わり、さらに不利な条件となった中、高校全国大会で戦い、その時、西住みほの人柄に当てられたライバルたちが、大洗女子学園のピンチを救おうと颯爽と加勢に入り、運命の決戦の戦端が開かれるのだった。

・演出
スタッフも変わらないので、基本、テレビ版と同じよさを引き継いでいます。あえてテレビ版に付け加えるとするならば、闘志を秘めながらも表に全く出さない、冷静沈着慇懃なヒロインを筆頭に、チームカラーやキャラが立っているので、多数の人物を登場させながらも、色分けがはっきりできています。また、最初にエキシビジョンマッチを挿入することで、新しいメンツの特徴を把握させつつ、旧来のメンバーの特徴も思い出すことができる演出は上手いと思いました。展開が王道なので劇場版でガルパン初見の人でも、ストーリーで置いていかれることはないと思います。劇場版という尺の短さ(とはいえ二時間半と割と長め)によるデメリットを上手く解消しています。
そもそも単純明快なストーリーと、爽快痛快な戦車バトルに引き込まれずにはいられないでしょう。追加して、劇場版の方がテレビ版より、戦車戦、というより、戦車道、をより感じさせてくれる演出が多いのも良い点です。まあ、車中で紅茶飲みすぎなんだけどw そんな戦争由来のスポーツとはいえ殺伐とさせない、すでに道として確立した競技であることを、上品さ清廉さを使ってさりげなく演出しているところが自分としては好感度高いです。ダークな展開も大好きですが、こういう突拍子もないスポーツで学園青春物語を見せてくれる新鮮さに加え、普通の熱血スポ根もののような胸が熱くなるような展開の上乗せも自分は好きです。
テレビ版に加え、新しい風として登場させた西隊長というか知波単学園のメンバーの旧日本帝国陸軍を茶化してるとしか思えない突撃精神、それに、大学選抜の西住流に対抗する島田流家元の娘・天才少女のクールな存在感もよかったですね。尺が長ければ、もっとその天才ぶりを発揮できただろうに。ちょっと残念です。クライマックスにおける西住姉妹vs島田流天才少女の決闘もテレビ版の西住姉妹の決闘に勝るとも劣らない迫力でした。天才と絆の対決。テレビ版でもエンディングでそれとなく表現されていましたが表しきれてはいなかった西住姉妹の本来あった本当の仲の良さが示唆されていた点も良かったです。
といはいえ、どうしても欠点はあります。この人数です。テレビ版を知っているから、入りやすいのは確かです。劇場版から観る人には、詳細まで把握するのは厳しいでしょう。
さらに、これだけ戦車の数が多いと、流石に乱戦の中、戦況がわかりづらいのは辛いところです。戦況自体に重きを置いていないのはわかりますが、優勢、劣勢がもう少しわかりやすくなっているとよかったのにと思います。音楽が助けていましたが、限界があります。やられている割に、なぜか数的には互角だなあ、とかちょっと不思議感が漂っていました。

・作画
ケチがつけれるとしたらどこでしょうかね。ちょっと思い当たりません。引いた時の人の動きも非常にリアルで、3Dの最も効果的な使用法だったように思います。
正直に言うと、クライマックスの決闘シーンはテレビ版の方がすごかった、と思います。もちろん劇場版も負けてはいないのですが、でもあの、テレビ版での砲身のやり取りは忘れられません。

・演技
この人数ですからね。一人何役もて感じですが、違和感はありませんし、変なところもありません。皆さん、さすがです。
あえて一人だけ。テレビ版の感想の時に、はっきりは言いませんでしたが、ヒロイン役の渕上舞さん、最近の自分にとっては「刀使ノ巫女」の皐月夜見なんですよね。だから、西住みほは意外であると同時に、とても良い語り口だなあと思っています。思い起こせば皐月夜見の語り口もとても良いですよね。はっきりしていて、暗くて。西住みほは、はっきりしているんだけど気合が入る場面でもおっとりしていてい常に丁寧な口調、渕上舞さんの語り口は、いつもとても気になると同時に魅力的です。

・音楽
いいです。
音響にもこだわっていて、戦車戦らしい迫力が増しました。

最後に、作品を底上げした、上品で、戦車道らしい、自分の中でのお気に入りのセリフを
「どこでも華は咲けるわ。心が萎れない限り。」by 五十鈴華(cv 尾崎真実さん)
「普通は無理でも戦車に通れない道はありません。戦車は火砕流の中だって進むんです。(ビックリマークがつかない台詞回しがいいです)」by 西住みほ(cv 渕上舞さん)

2019年6月17日月曜日

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか  総合:☆☆☆

連載中のラノベが原作。原作は未読です。
2015年4月スタート。全13話。
2019年7月から始まる第2期に先立って再放送されたものを観ました。

・ストーリー
広大な地下ダンジョンを構える都市オラリオ。地下迷宮には様々な怪物が住み着き、貴重なアイテムの宝庫であった。冒険者たちは徒党を組み、一攫千金を夢見てダンジョンに降りていくのだった。そんな冒険者の中に駆け出しの少年ベル・クラネルがいた。彼が経験を積むために低層階で弱いモンスター退治に勤しんでいたところ、本来なら低層階には現れるはずのない強敵ミノタウロスが現れた。なすすべもなく彼が死を覚悟したその時、女性剣士が一刀のもとミノタウロスを倒した。ベルは彼女に恩以上に憧れを抱き、いずれ共に戦えることを夢見るのだった。

・演出
ベル・クラネル。彼が所属するファミリアの神・ヘスティア。二人とも善性の属性ですが、当然世の中には、特に冒険者には悪属性もいるわけですなウィザードリィの昔からw
その悪属性の際立たせ方と、ベル+ヘスティアの善性の見せ方の格差が激しく、可愛い絵柄の中、結構苛立たせてくれるのが、観てて辛かったです。もちろん、きっちり収拾するんですけれど、至る過程が、そこまでしなくても、とか、そこまで我慢しなくてもとか、で蓄積されていき、そして最終的に、溜まったストレスを完全に解消するほどの展開にならないのが気持ち残念です。やっぱり「水戸黄門」のように、最後はスパッと悪人が懲らしめられないと、欲求不満に陥りやすいです。こう感じてしまう理由は、ベル+ヘスティアの善性ゆえでもあるんですが、彼らに酷い仕打ちをする悪党側の理由にあまり説得力がないからだと感じます。これは最初の試練であるリリのエピソードからして、リリに同情はするけど、やりようがおかしいだろうと疑問を持たざるを得ない気持ちになってしまうところから始まるので、最後まで、そういったエピソードが多いのが、自分がこの作品と相性が合わない由縁かと思います。ただ、逆に、そこだけ、そこだけなんですけどね。

・作画
ヘスティアの衣装「例の紐」で有名ですね。キャラも可愛いし、アクションも迫力があり、作画はテレビアニメとして素晴らしく良いんじゃないでしょうか。

・音楽
サントラも良かったですし、OPは可愛いし、EDもなかなかです。

・演技
元気な水瀬いのりさん、感情を見せない大西沙織さんがなかなか素敵でした。

この絵で動かしてくれてる以上、原作に食指は伸びません^^自分としてはアニメで観るのがベストです。作画が素晴らしいのでBDには焼きたい^^なので実質は☆4です。

2019年6月14日金曜日

ドメスティックな彼女

ドメスティックな彼女  総合:☆☆

連載中の漫画が原作。
2019年1月スタート。全12話。
ドメスティックと聞くとDVを連想しがちですが、ドメスティック本来の意味で題名はつけられています。じゃあ、題名と中身が一致しているのかというと、そうは思えないのがこの作品です。インパクトの強い単語を使って客を引いているだけに感じるので、DVよりもある意味さらにたちが悪いです。ちなみに「飼いならされる」という意味もあるそうですが、むしろ男性視点からは「いいなりになる」「都合の良い」にまで意訳を進めることができる展開です。なんかこの、男も女もなよっとした雰囲気に、自分はいたたまれなくなり、最後まで観なくてもよかったアニメだったので、☆の数もそのまま規定通りにつけています。

・ストーリー
見下されたくないから経験したかっただけの女子高生に付き合って行為に及んだ彼女と親の結婚により家族となった男子高校生。男子高校生には意中の女性教師がいたが、その女性教師は女子高生の姉だった。奇妙な三角関係を抱えたまま家族となった3人の物語。

・演出
演出、というより原作のせいなんですが、まあ、普通にふしだらな男女関係をことさらロマンティックにしてみました、という程です。一昔前(今でも?)に流行った昼ドラ。wikiの言葉を借りれば「男女の関係において、演劇的に誇張された愛憎劇」に該当すると思います。ピュアラブロマンス系を望む方には、まず、合わないです。アニメの演出は、この原作の持ち味をきちんと表現しています。

・作画
テレビアニメとして良いんじゃないでしょうか。

・音楽
正直に。あまり音楽まで気を巡らせて観れていなかったです。

・演技
坊主憎けりゃ袈裟まで憎くなってしまいがちなので、ネガティブには言いませんが、普通に演じてくださってたんじゃないでしょうか。内田真礼さん、日笠陽子さんがダブルヒロインを演じられたとはいえ、物語まで変えることができないのは、仕方のないことです。

原作からして、そもそも3話切りしていたので、アニメに関しても結果は見えていたわけで、観ちゃった自分が一番いけないのです^^;

2019年6月12日水曜日

夜は短し歩けよ乙女(映画)

夜は短し歩けよ乙女  総合:☆☆☆

とても高い評価を受けている小説が原作。
アニメは2017年春に劇場版として公開。こちらもアニメ賞をいろいろ受賞。

・ストーリー
原作では1年間のお話を1日にギュギュッと濃縮。黒髪の乙女に一目惚れして偶然を装いよく会う先輩として外堀を埋めていた大学生。古本市と学園祭が同時に行われた街で、彼と彼女は不思議な体験を、時には一人で時たますれ違いながら過ごしていく。彼らの不思議な縁が始まる最初の1日の物語。

・演出
パプリカ」を連想するんですが、アニメーションがテレビアニメ並みなのと物語自体が不条理というかファンタジーというか何かはっきりしない舞台の上に立っているので、あまり大衆ウケを狙っているようには見えませんでした。直木賞候補の原作のアニメ化ですから、どうしても文学的に表現したくなるのはわかるのですが、アニメ化することの意味があったのかは、自分には疑問です。

・作画
これより良いテレビアニメは結構あります。

・音楽
劇伴音楽として普通。

・演技
花澤香菜さんは何をやらせても花澤香菜でありかつ、黒髪の乙女、なんですよね。この技術はなんなんでしょう。悠木碧さんもちらっと出てきます。私的御三家の中では珍しい共演ですが、絡みはほとんどないです。星野源さんが多才なのは認めざるを得ませんね。声優としても立派です。

面白いと原作も読みたくなるのですが、これについては、特にこのアニメの一見で十分、でしょうかね。
監督・湯浅政明さんの「きみ波」の番宣なのでしょうが、自分は「夜は短し・・・」を観たからといって、「きみ波」を劇場まで観に行こうと思ったり、円盤を予約したりすることはない、です。「きみ波」脚本が吉田玲子さん、音楽・大島ミチルさんと力入ってますね。だが、キャストが話題先行なので、せいぜい様子見、といったところです。