連載中の漫画が原作。原作は既刊既読です。
2020年4月スタート 全12話。30分枠。
コロナ禍の中にあっても予定通り高クオリティで放映されたことには原作ファンとして感謝です。
北海道札幌市のスープカレー屋アルバイト店員である鼓田ミナレ。飲み屋で知らないオヤジに語った彼氏に金を持ち逃げされた話。勤務中にFMラジオでオンエアされている事に気づく。飲み屋のオヤジはラジオ局のディレクター麻藤兼嗣で、自分の話はその時に録音されていて、それをそのまま放送されてしまったのだ。ミナレはバイトもそっちのけでFMラジオ局に乗り込むが、酔った勢いで名刺の裏面に書いた自筆の使用許諾書を前に愕然とする。しかし、麻藤は、飲み屋での鼓田ミナレの語り部としての素質を見込んでいて、ミナレをラジオDJに誘う。ミナレの軽妙洒脱な即興劇の才能が開花していく物語。
当然アニメでは、原作の途中までなのですが、割といい切り方をしたと思います。この後は、よくわからないカルト教団の話に続くので、わざわざアニメ化する必要もないとした制作が、北海道地震で終了としたのは英断だったと思います。
・演出
このお話の肝は、鼓田ミナレの人を惹きつける魅力溢れる語りにあります。ノンフィクションなのにフィクションのような語り。フィクションなのにやたらリアルに感じてしまう語り。例えば料理アニメなら、その味わいを表現するのにやたら派手な演出で表現するのですが、この作品は大人向けの漫画原作なので、無駄にリアルなのです。このため、アニメにすると、鼓田ミナレの語りもなんか普通の語りに感じてしまうのです。
・作画
原作にまずまず忠実なので、普通じゃないでしょうか。アニメーションは円盤買うのに勇気がいります。ただ、カットは魅力的でした。
原作にまずまず忠実なので、普通じゃないでしょうか。アニメーションは円盤買うのに勇気がいります。ただ、カットは魅力的でした。
・音楽
劇伴も普通。エンディングアニメーションは曲も含めてかっこよかったです。
・演技
劇伴も普通。エンディングアニメーションは曲も含めてかっこよかったです。
・演技
ヒロインのブレスが気になるのです。面白おかしく語るには、語っている内容がよく伝わらない演技だったので、ミナレの個性が埋没してしまった印象です。ただ、マイクの前でも普通の時でも、ミナレの語りの面白さについて原作からして変わらないため、通常時とマイク握った時のギャップの魅力が使えないのは可哀そうといえばかわいそうでした。
このシーズンは好きな原作のアニメ化が目白押しだったのですが、、、。イエスタディをうたってよりはマシって感じでした。
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