2018年4月30日月曜日

魔法少女まどか☆マギカ vs 結城友奈は勇者である その2「違い」

魔法少女まどか☆マギカ 総合:☆☆☆☆☆
結城友奈は勇者である  総合:☆☆☆☆☆


1.なり方
魔法少女は自分の願いを叶えるためになる。
勇者は神に指名される。

2.なって何をするか
魔法少女は願いを叶えてもらう替わりに大きな力を得て魔女と戦う。
勇者は使命感から地の神の力を宿し、天の神と戦う。

−− 以下ネタバレ ––

3.実態は
魔法少女は力の代償として宇宙全体の生贄となる。
勇者は地の神の力を使う代償として地の神の生贄となる。

4.何を思うか
魔法少女は宇宙全体の生贄にされたことに絶望する。
勇者は仲間が犠牲にされたことに絶望する。

5.どうなるか
魔法少女は一人の少女の犠牲により救済される。
勇者は一切の犠牲を許さない。

細かいツッコミは可能ですが、とりあえず大雑把にストーリー全体を通して、以上のような違いがあると思っています。そして、1から3までの設定の部分を、日本人の深層心理に根付く、日本古来の思想を利用することで、「ゆゆゆ」は日本人にとって、とても身近になり、彼女たちの置かれた状況により共感しやすくなっていると思うのです。舞台設定が「まどマギ」はお伽話ですが、「ゆゆゆ」はそれよりリアリティを感じるのです。用意した舞台の違いと、その舞台が優れていること。「ゆゆゆ」は「まどマギ」の単なるパクリではないことがメッセージとして伝わってきます。

「ゆゆゆ」が「まどマギ」のアンチテーゼなのは、4から5で、「ゆゆゆ」が「まどマギ」世界の否定に走っていることから、確かなのではないかと考えるのです。

次回ではこの違いをもう少しだけ、掘り下げてみたいと思います。

魔法少女まどか☆マギカ vs 結城友奈は勇者である その1「色」

魔法少女まどか☆マギカ 総合:☆☆☆☆☆
結城友奈は勇者である  総合:☆☆☆☆☆

前者を「まどマギ」、後者を「ゆゆゆ」と以下、省略します。

何かと「まどマギ」のパクリと評される「ゆゆゆ」です。
理由の一つに主要キャラクターの類似性が挙げられています。

・ヒロインが桃色基調である。
・ヒロインの一番の仲良しが紫(黒)色基調である。
・ヒロインの指導的立場になる先輩キャラが黄色基調である。
・ヒロインの属するグループに最初は敵対的な雰囲気で。
 時間が経つにつれ、最終的には外様的立ち位置ながら
 仲間として溶け込んでいくキャラが赤色基調である。
「まどマギ」では青色基調のキャラ、「ゆゆゆ」では緑基調のキャラもいますがこれはもう、誤差の範囲でしょう。
あきらかに「ゆゆゆ」の制作陣は「まどマギ」を意識した上で、「ゆゆゆ」を提供しています。これ、どこかで公にされていたかと。

それでもなお、革命とさえ言われた魔法少女アニメの金字塔
「まどマギ」に負けず劣らず「ゆゆゆ」に惹かれるのは、
−−−ある人は「まどマギ」へのリスペクトと言っていましたが、
むしろ−−−
「まどマギ」へのアンチテーゼを「まどマギ」と同じキャラクターを使って違う舞台に立たせて表現し、そのテーマが、より身近であり共感しやすいから、ではないでしょうか。

それではまず、総論として、それぞれの違いを見ていきましょう。



2018年4月29日日曜日

はじめに

アニメの感想のためのブログです。
このブログでは個人的意見を述べています。
ネタバレをできるだけ避けたいと思っていますが、かなりグレーです。ご注意いただいた上でお読みいただきたく。

TVアニメ総合では下記基準で星をつけています。
☆     :観ちゃいけないものを観た。
☆☆    :途中で視聴を止めた。
☆☆☆   :最初から最後まで観た。
☆☆☆☆  :ブルーレイに焼いた(焼く)。
☆☆☆☆☆ :円盤買う(買ってもいい)。

主に
・ストーリー
・作画
・音楽
・演出
・演技
の感想を元にしたいと思います。

少しでもお立ち寄りいただいた皆様と感動を共有できたら良いなと思っています。

よろしくお願いいたします。